質:舌の位置はそんなに大切ですか?
答:とても大切です。舌は上前歯(歯に触れない所)から後方に口内天井に沿って位置するのが正しい位置と言われています。舌が正しい位置にあれば口を閉じて鼻呼吸をし易くなるようです。 これはいびき予防に大切です。
質:舌が舌先から後方にうねって動くのは何故?
答:口に入れた食べ物をゆっくり噛んで喉奥に徐々に送り込む為です。食べ物はよく噛み砕かれる為に舌で左右に振り分けられながら、徐々に喉奥に送り込まれます。
質:舌の筋力は大切ですか?
答:大切です、食べ物を左右に振分けたり、食道へ送り込む為にも舌は強い筋力が必要です。又いびき予防にもとても大切です。いびきは舌根が喉奥に落込んで気道を塞ぐのが大きな原因です。舌の筋力が衰えずしっかりしていると、舌は口内天井に沿った位置で喉奥に落込まず、気道を妨げません。
質:舌の運動は大切ですか?
答:とても大切です。舌は筋肉の塊です。筋肉は運動しないと弱ってきます。舌(筋肉)が弱ってくると自然に喉奥に垂下って来ます。睡眠中筋肉は弛緩するので、容易に垂下って来ます。これを防ぐには、舌運動です。
質:「舌の運動がいびき予防になる」と言う医学的根拠はありますか?
答:あります。下記をご参照ください。
出典:Journal.publications.chestnet.org/by a Berman National Medical Lib user
on 05/17/2015 (口腔咽頭運動のいびき減少効果を示している文献)
被験者:39名 選定基準:普通のいびきと初期及び中程度のOSAの人
運動内容:口腔咽頭運動(舌先からくねらせながら口内天井に沿って後方部へ移動)。
テスト期間:3ヵ月
結果:いびきの頻度:36%減少
いびきの大きさ:59%減少
結論:口腔咽頭運動はいびき減少に効果的で、いびきをかいている多くの人々にとっての可能性のある方法である。